チロリアン スキークラブ創部の回顧
初代幹事長 駒津 博憲
(昭和42年 商学部卒)
1963年創部、何と45年の歳月を経た現在、ふと我がスキークラブ設立の背景を振り返る。
難関を突破して何とか早稲田に入学でき、勉強は程々に!楽しい充実した思い出が残せる学生生活を過ごすにはと自問自答していた1年生の2月頃、必修科目である体育でシーズン実技のスキーを選択すべく文学部にある記念会堂へ足を運んだ。応募者多数で何と商店街が暮れに行うガラポンによる抽選で見事落選。小生の前の沖縄からきた女学生もかわいそうに落選ーー当時の沖縄は南方の外国、ドル360円のイメージの時で、南国の留学生が未だ見ぬ、白銀の世界でのスキーをせっかく選考したのに、単純にガラポンの赤玉、白玉で決めていいものかと怒りを感じ熱き思いが沸きだした。
モンブラン、シャモアといった歴史ある同好会が既に存続していたが、我々の力で同好会を立ち上げ、規律ある生徒による[スチューデントスキースクール]の企画立案をクラスメイトに呼びかけ賛同を得た6人の仲間でチロリアンが誕生した。ダンパーと若干の広告費でパンフレットの作成費用を捻出し、雪質が悪く春の行楽シーズンにはまだ少し早い、一番バス会社が暇な3月中旬をあえて選び石打大和スキー場[カズヲロッジ]で3泊4日[3500円]の内容で第1回スキースクールを実施したことが我がチロリアンの原点にあると思います。
心の故郷であるチロリアンOB会の更なる結束、団結を図り早い時期ので現役学生による復活を願いつつ、長年夢見てきた命名であるチロルの山々で昔の仲間達とのスキーの実現に向かって、これを契機にOBの方々に声掛けしていきたいと思う昨今です。